道成寺の物語
道成寺の物語
芸能資料を展示する縁起堂にて
毎日行われる絵とき説法。
創建にまつわる「髪長姫の物語」と
悲恋で有名な「安珍と清姫の物語」を
ご紹介致します。
髪長姫の物語
大宝元年(701)、文武天皇はその夫人の藤原宮子の願いを受け、道成寺をお建てになりました。
宮子は、道成寺の言い伝えでは「髪長姫」とよばれる村長の娘であったとされます。この言い伝えには賛否両論があり、色々な研究もなされましたが、
宮子の人生には今も多くの謎が残されています。
ここでは道成寺に残る『宮子姫伝記』という絵巻に従って紹介しましょう。
宮子は、道成寺の言い伝えでは「髪長姫」とよばれる村長の娘であったとされます。この言い伝えには賛否両論があり、色々な研究もなされましたが、
宮子の人生には今も多くの謎が残されています。
ここでは道成寺に残る『宮子姫伝記』という絵巻に従って紹介しましょう。
安珍と清姫の物語
創建から230年経った、延長6年の物語。
参拝の途中、一夜の宿を求めた僧・安珍に清姫が懸想し、恋の炎を燃やし、裏切られたと知るや大蛇となって安珍を追い、最後には道成寺の鐘の中に逃げた安珍を焼き殺すという「安珍清姫の物語」の悲恋は「法華験記」(11世紀)に記され、「道成寺物」として能楽、人形浄瑠璃、歌舞伎でもよく知られています。
参拝の途中、一夜の宿を求めた僧・安珍に清姫が懸想し、恋の炎を燃やし、裏切られたと知るや大蛇となって安珍を追い、最後には道成寺の鐘の中に逃げた安珍を焼き殺すという「安珍清姫の物語」の悲恋は「法華験記」(11世紀)に記され、「道成寺物」として能楽、人形浄瑠璃、歌舞伎でもよく知られています。
- 絵解き解説
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絵巻を広げながら、安珍と清姫の物語の説明をしています